Infuraへの過度な依存で『イーサリアムのビジョンは失敗に終わる』

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イーサリアム開発者のAfri Schoedon氏がボーダーレスな取引を可能にするイーサリアムブロックチェーンが、Infuraなどのノード運営サービスへの依存により、ブロックチェーンの分散化が立ち止まっていると危機感を露わにした。

Infuraへの過度な依存で『イーサリアムのビジョンは失敗に終わる』

イーサリアム開発者がブロックチェーンの中央集権化を危惧

バックエンド開発者でRedditのイーサリアムページのモデレーターを務めるAfri Schoedon氏 が、Infuraに依存し過ぎては1日100億件の取引数を処理する事はできないと発言し、注目を集めている。

Infuraへの依存を止めないと、イーサリアムのビジョンは失敗に終わってしまう。

Infuraは、ブロックチェーンのノードをユーザーの代わりに運営するホスティングサービスの一種で、現在、時価総額25位の仮想通貨Oxや、クリプト・コレクタブル・ゲームのCryptokitties、イーサリアムウォレットのMetaMaskなどがスケーラビリティ向上の為に利用されている。

Infuraのサービスを利用する代表的なものは以下の通りだ。

イーサリアムに携わる開発者のSchoedon氏は、Infraに対する依存への危機感をツイッターで表し、Infuraのサービスを分散化するか、分散化されているネットワークを構築しないと、イーサリアムのビジョンは失敗に終わってしまうと警鐘を鳴らした。

イーサリアムの元々のビジョンはボーダーレス、非許可型で威圧の無い自由なブロックチェーンだったが、Schoedon氏はそもそもdappsのフルノードを中央集権化している第三者に委託しては、本当の意味で分散化されているとは言えないと指摘している。

フルノードはトランザクションデータをすべて所有しているノードで、ネットワークの全ての履歴が見られるが、その代償として多大なデータ容量を必要とされている。

認証されたイーサリアム・ブロックチェーンを設置する為には、取引履歴が全て記録されるアーカイブ・ノードが必要と思われている。

しかし、アーカイブノードの運営には1.4テラバイトのデータ容量を要する為、イーサリアムの問題の一つとされている。

と仮想通貨の研究家であるJulian Martinez氏は言う。

しかし、案外知られていない事実が、ブロックチェーンのフルノードには、一般的には2種類あるということだ。

大概の場合、フルノードという言葉は全てのデータをダウンロードして、全て記録するアーカイブ・ノードを指すが、実は全てのデータをダウンロードした後、必要でないデータを削除する「剪定ノード」がある。

不要なデータを「切り落とす」為、本来は枝を切る事で木の健康を保つ手入れ方法に擬えるこの名称が定着した。

実は設置が容易な剪定(せんてい)ノード

難解だとされて敬遠されがちな上、膨大なデータ容量を閉める為、専用のパソコンが必要となるアーカイブ・ノード(フルノード)だが、一般的なユーザーの場合はアーカイブ・ノードを設置する必要性はないとMartinez氏は説明。

…しかし、膨大なデータを占める過去データを削れば、データ容量は大幅に削減でき、剪定(せんてい)ノードはアーカイブノードの1.4テラバイトに対して、90GBの容量で済む。

以前のデータは消去されるが、過去データを復元する為のデータはブロックチェーンに記録される。

過去データを全て記録せず、必要な時以外は切り落とす事で軽量化が可能な剪定ノード(Pruned Node)の場、フルノードの約84%の容量を削減できる為、案外イーサリアムノードの運営は難しくない事が伺える。

    根源: coinpost 編集者: ちょうえい
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